急発進でドアに巻き込まれた男性死亡

森下

2014年04月04日 11:30

交通トラブルとなった男性を車ではねて殺害したとして、埼玉県警は3日、殺人容疑で、さいたま市に住む私立高校3年の少年(18)を逮捕した。県警によると、行為は認めているが殺意は否認している。

 逮捕容疑は先月28日午後9時55分時ごろ、さいたま市桜区桜田の市道で、軽乗用車を急発進で後退させ、同区塚本の会社員、清水孝一さん(43)に衝突し、頭蓋内損傷で殺害したなどとしている。

 県警の調べでは、少年は別の車を運転していた清水さんとトラブルになり、路上に車を止め、運転席のドアを開けて口論していた。騒ぎを聞いた近くの交番の警察官が駆けつけると、少年が車を急発進させドアに清水さんが巻き込まれた。

 少年は自動二輪の運転免許証は所持していたが、車の運転免許は持っていなかった。車は他人名義で、ナンバーの目撃情報などから少年が浮上した。